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Hebi no isshou (My life as a snake)

from KK by Kenji Kariu / 狩生健志

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about

tr.07 of "KK"

lyrics

地下鉄の中で向かいの席のサラリーマンが持っていた袋の中には大蛇が入っている
ほらとぐろを巻くのが袋の上からでもわかるだろう かなり大きな蛇だよ
あんなのに噛まれたらひとたまりもないなって思った矢先
袋がやぶれ大蛇登場 逃げ惑う車内 しかし呆然とたちつくす俺
こうなれば得意の空手で応戦するしかないなとポーズをとる

しかし野生動物の動きは想像以上に速く 俺はあえなく大蛇のエジキ 頭をかまれ奴のキバは頭蓋骨へ到達
俺は血まみれで座席に崩れ 薄れ行く意識の中 悲鳴が聞こえ 蛇使いが笛を吹き袋の中に大蛇をおさめ
現場収束 車内は一応の落ち着きを取り戻し 頭をかかえうずくまる俺にサラリーマンがあわてて駆けつけこう言った
室内飼育用のおとなしい動物なので毒はありません安心してください
しかしその言葉とは裏腹にどんどん膨れあがる俺の頭
みてよ これ大丈夫なの?毒あるでしょ、絶対 って言うけど 彼は頑なに毒はないという
再び意識薄れ サラリーマンは会社があるのでと言って電車を降り
俺はやるせない気持ちのまま東西線を往復しつづける

目がさめるとそこは見たことのない世界 見たことのない色 景色 図形や道具
いったいここは何だとうろたえる 頭の中に聞き覚えのない声がひびいた ここは天国の手術室ですという
なぜ天国なのに手術が必要なのかという根本的な疑問
麻酔の効きも悪く手術は長引き再び俺の意識は薄れ 虹色のメスは闇に閃いた

再び目覚めたとき 今度は目の前は真っ黒だった ここはどこだ
ヌルヌルした身体を上下にゆする
どうやらとても狭い場所に閉じ込められているようだ
俺は牙を使い闇を切り裂く 視界がひらけここは見覚えがある
あの地下鉄の車内じゃないか
目の前に立ちはだかる俺 俺が俺の前にポーズをとる
やつは空手の有段者 やらなければこちらがやられるだろう
俺の牙が俺に食い込むとき 俺は考えた
この後噛まれた俺はどうなる?噛んだ俺はどうなる?
二人は永遠にすれちがい 一人に重なりあうことはなく
実は元々赤の他人だった可能性すらある
どこからともなく蛇使いが表れ笛を吹き 俺は再び黒い袋に入れられどこかに向かう
きっと保健所 俺は処分されてしまうのかもしれない

credits

from KK, track released June 6, 2009

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Kenji Kariu / 狩生健志 東京都, Japan

Born 1979 in Fukuoka, resident in Western Tokyo
Composer and guitarist in the band "Ore wa konna mon ja nai/OWKMJ"
Guitarist in the band "SABOTEN RADAR"
4 albums as a solo artist.

and mixing, film music, sound design, etc.
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